tacica HALO 2013.11.27 release

Vo/Gt猪狩翔一「HALO」オフィシャルインタビュー

 イントロが鳴り始めた瞬間、身体全体がフワッと浮き上がるようなメロディの高揚感、リズムの躍動感、サウンドの瑞々しさ。
 2013年7月にリリースされた4th album『HOMELAND 11 blues』の余韻もまだ鮮やかに残っているその約4ヵ月後、意外なほど早いペースでtacicaから届けられたニューシングル『HALO』のタイトルトラックは、tacica史上最もポップと言っても過言ではないほど開放感に溢れた楽曲となっている。3ピースバンドとしての自分たちの原点を見つめ直し、極限まで研ぎ澄まされたサウンドが刻まれていた『HOMELAND 11 blues』。あのアルバムをレコーディングし終えたその直後から制作に取りかかったというこの『HALO』は、現在のtacicaにとってどのような意味を持つ作品なのか。詞曲を手掛けるVo/Gt猪狩翔一に話を訊いた。

「『HOMELAND 11 blues』を作ったその反動というのはあると思います。単純に、あの作品に比べたら音数も増えていますし。『HOMELAND 11 blues』は、3人だけで鳴らした音、その生々しさを追求していった作品で。曲作りの時からレコーディングまで、何ヵ月もずっとそのことだけを考えてきたから、それを作り終わった後の1曲目ということで、いい感じで力が抜けているのかもしれませんね。ただ、僕自身はそもそも曲が“キャッチー”とか“ポップ”とかっていうことの意味が、よくわからないんですよ。そもそも、僕らの音楽ってメロディだけを取り出すと、最初から体質的にもすごくポップだと思うんです。だから、あまり『ポップな曲を作ろう』と思ったことはなくて、むしろ普段はそれと逆のことを考えることが多いんですよ。曲を書いて、それをそのまま素直に鳴らすと耳当たりが良すぎるから、それを少し汚してみたり、ちょっとダークにしてみたり、実は僕らはそういう作業をすることも割とあって。そういう意味では、今回は自分たちのポップな資質がそのまま出た作品になっているのかもしれない」

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